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2022年12月21日
霜月
昼のみじかい冬の茶室において 白い湯気、匂い、温かさを育みながら、 わたしの大切な想いと 飲む人の大切な今をかさねています。 窓からさす光に 手元が照らされるたび、 一瞬にだけ 茶湯の底に色の層が映しだされるのを 皆んなに見えているかなぁ、 きれいだなぁ、そう感じながら...
2022年12月9日
余韵
撮ってくださっていた写真は、どても嬉しいものばかり。 「植物の声音」 謝謝 you (for the photos) @rikashimmitsu @leas_botanical @s_a_c_h_a_l_u_n_a @hidetsushika ⚪︎ 今、みていることの...
2022年12月7日
植物の声音
at @makai_mauka_gallery 十葵/toki @rikashimmitsu りかさんと、le as/ル アース @leas_botanical みえさんによる展示「植物の声音」、その今展へ寄せました茶席は、沢山のサポートをいただき、感謝と純真に満たされるま...
2022年11月27日
news 植物の声音 at MAKAI MAUKA GALLERY
お久しぶりです、11月末よりひらかれる展示のお知らせをさせてください。 ・植物の声音・ 植物は人へさまざまを与えながら、語りかけています。 姿、色、香り、息をする声音、命のひびきへ耳をすますと、体は温もりを感じ、その優しさにいつも心がふくらみます。...
2022年9月30日
自分らしい道
お茶は自然からいただく植物という命、 自然環境のなかで 何を見ていたのか、なんの声を聞いていたのか、 どんな人々の手を通してお茶になるのかも、 ちゃんとひとつひとつ気づいて、選びます。 はじまりに手を浄めて わたしという存在と目の前を神聖な場に整えて、...
2022年9月3日
九月の開室
ふいのお知らせですみません、9月の開室は14(水)より、またどうぞよろしくお願いいたします。 / 眠れない夜がある、 どうしようもない日もある、 もどかしいけれど もがくままに感じて、 一人でいる静けさをえらび、 自然へゆだねていると 今、という全体に...
2022年8月25日
茶杯の中の静けさ
風がやみ、 波がなくなり和(な)いでいる。 04:51 朝がいつもより 深いような気がして、 そこにある景色に触れた 茶杯の中の静けさを ひととき、じっと 見ていました。 ⚪︎ 調和は、静寂の中にある。 わたしは 今に愛されながら 今を愛するために お茶を淹れている。...
2022年8月14日
お茶の本質をいただく
木、本来の命を全うしている 茶湯をいただいていると、 あ やっぱり、と思う気配を 醸し出している。 淹れながら お茶からもらえる氣があって、 それは、とても柔軟に あるべき姿を示してくれる。 そのものの深みへ 耳を澄ませると お茶は、心の奥に触れるもの...
2022年8月10日
お茶にはまる
茶、その植物の声を聞くことは 誰にも出来ることだけれど、 かさねる経験の先に洗練されて 初めて聴きとれる声やさとる言葉があります。 それは簡単なようで、 実は深遠なことでもある、 ということを大陸の老師や書物より教わって以来の日々、...
2022年8月6日
体をいたわるスゥプ
霧の淡うなか ささやくように匂い やわらかな旋律の 聞こえるそのままに揺れる あの森の老樹の ゆったりした語り口が 心地よくとろり と 喉の奥へ落ちて、 ほっ と お腹を休ませてくれる まるで体をいたわるスゥプ、 みたいな茶湯。 ⚪︎ ひと杯にみる風景は 一人一人違うもの、...
2022年7月13日
茶も人も自然そのもの
茶も人も自然そのもの、 ここにあるすべてが合わさったとき なにかが生まれているから、 いま、そうしているのだと信頼して あまねくものことを ひと杯の茶湯へ収斂していく。 何拂拂 あるままに なるままに ふぅ ん、とこぼれるままの 声を聞いて 心地よさに満たされます。...
2022年7月2日
この茶湯のように
「この茶湯のようでありたい。」 濡れそぼる日の色の淡い風情のなか 涙は朝露のように光って見えました。 お茶を淹れる、飲むは 自然に触れる行為、 そこへ座るだけで 人は自ずから息を深くして、 いまの流れへ委ねながら 心を浄化されていきます。 煎を重ねても枯れきらず...
2022年6月1日
記憶
・ ‘on reading その目にどんな光景が映っていたのか その肌にどんな音を聞いていたのか 命が生まれてから ちゃんと熟して終えていくまでの 茶樹の記憶が 今に還ってくる。 ⚪︎ 香る、や味わう先の「韵」をみつめる、 その体感を育てていればこそ...
2022年5月24日
開室しています。
森から帰ってきて扉を開けたとき、 薄闇色に染まるようだった茶室へ 一枝のサワフタギを生けると、 空間に風が流れて どこからともなくいい匂いがして、 五月と和する景色が見えてきました。 良かった、ほっとして 今週より開室しています。 ⚪︎ 久しぶりに茶湯を交わした人が...
2022年5月22日
往復書翰#2
「 'on reading 茶を読む印象と、時間を過ごすことからの気づき。」 ⚪︎ 今回は月に一度、こころのお稽古とも称している 'on reading へ通われるIさんへ お茶を読む時間の印象をお尋ねしましたところから、書翰をはじめました。 ...
2022年5月2日
お知らせ
スローダウンすること を(も) 大切に思います。 リラックスして緩んでいると、 体の芯や心の底まで温まる体感がありませんか。 自分の体と心の丸ごとを わたしのど真ん中で味わい尽くす、 それは普段の暮らしの中でも できることだけれど わたしは、遠い場所へ ふと...
2022年3月16日
茶室の早春
風ふかれる侭に 柔らかな匂いを立て 雪柳の枝花が もの静かにしている。 葉、ひとひら ほどけた薄色の湯に 春の湖を想い くすぐったいような 水あやが唇に滲む、 舌を包む滑らかさと 優しく舞う甘やかさ 山の春ひより、 吹花はく柳を味わう。 le you...
2022年3月8日
朧ろの記憶
雨の降るようにして 地を潤す光のもとに まだ薄ベージュのちいさな茶葉が 春の朧に見ていた記憶を追いかける / ひかりの余韻、 ふっと消えてしまいそうなほどの ひと瞬きの景色 茶湯へ映るかな ひと杯を掌にのせて うけとる抽象性をていねいに じぶんの身体へなじませていく。...
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