top of page

on reading'吹韻


初冬に吹き寄せられた

枯れ葉のような姿かたち。

かさかさと動くかすかなもの気

近づけばその粒子は圧さがれて遠ざかる。

少しのハク(白)をおくとその音は

リズムを奏で心を打つ韻びきにかさなる。

厳しくも安らかな風の振るえ

変化し続ける一瞬を迎え入れる時間。

お茶を読む。


bottom of page