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on reading'ふるう音


クリアであることの尊さ

味わいの奥にある健気な匂い

ふっと 鮮やかに色づく

心あてのフィルターをぬぐい

手のひらにある仄かな喜びに気づく

疑いのない自由

境界のない光

無と有のともなり

ひとつのように見えて

さまざまを抱く情景

その色を内に包み

飲むほどに近づくことができたなら

こすれて ふるう音に

耳をすませ 祈りをかさねます

お茶を読む

次回 → @on reading 2017.3月「

謝謝


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