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研习茶之道


木の葉が風に吹かれて

あ、という声は水の中に消えていく。

眠るような山の息が

遠いようで近くに聞こえる。

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杭州に過ごす間、

歴史.栽培.科学.文化.芸術.実用.官能.法律に

至るまでの過程を、限りある時間のなかで

理論的に実践的に今の理解を深めながら、

それぞれが一日12時間の授業と+αの自習

時間を繰り返す日々は、決して脳の内がわ

だけで完結することではありませんでした。

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初日には40年をかけて茶樹の源流を探り

身近に接し続けてこられた古茶樹研究の

第一人者である虞老師にたくさんのご経験を

直接にご教授いただけたことは、手元に著書を眺めていた憧れとは違う、身体の喜ぶ記憶になりま

した。

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茶界からわたしからお伝え出来ることが少しづつ豊かになり、必要としてくださる人のお役にたて

ますように。

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