今千年を超えて、育まれた自然と共生している
植物としての茶樹。
見えないものに素直になると、
記憶は体を癒やし心の健やかさを呼び覚ます。
どこかでひと杯の茶湯に出合ったなら、ふうと
息を吐いて、飾りなくお話してみてほしい。
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標高1400-2400mあたり、山岳地帯各地に生きる
古茶樹をめぐりながら、その実際を改めて知り、
製茶する人の場に学び、其々の場所で雨土と風の
記憶を受けとり、いく果てに茶の化石へと、ご縁
つながり辿りついた雲南の旅。
あらゆる物事をジャッジするではなく、ありのま
まに受けいれる包容の気が、環境に人にただ満ち
ていて、柔らかで逞しく、慧眼には温もりがあり
、それがとても気持ちよくて、享受した人と人の
流れる涙のとまらない時間に触れました。
<インスタグラム ri_shu にもう少しの画像をご紹介しています。>
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また少し、逞しくなれたような、その逞しさがお茶淹れに活きるよう、
小屋に於いて茶時を過ごしたいと思います。
この旅の見聞を、茶湯を交わしながらお話します。
どうぞ、茶小屋へお運びください。
日日に茶と間を、体を健やかにして、お待ちしています。
旅のすべてに感謝。
安李 拝