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匂う風景


朝の雨のかすかな匂いを嗅ごうとして

深く息を吸い込むと

記憶の匂いが息にあらわれる。

目の前にみている風景と

遠い茶樹のある場所を繋ぐような匂い。

捉えられるようなそうでないような

そのものの息を吐いて

茶湯に映してみたいと思う。

素心

謝謝


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