草の花がゆれて
虫の声が高くなる頃
慎ましく居 ただ風にそよぎながら
ふと見下ろした手もとに
照る月のなみ音を聴き
その名残りを読む on reading
かつて 平安の頃
月は見上げるものではなく
見下ろすものだった と云う。
おおらかな水面に舟を浮かべ
映る月の動きに時を知り
人はゆらぎながら心を馳せる。
「 月を愛で 月に遊び 月を飲み 月を食らう 」 その夜、月に咲く花は匂い始めていました。
−
お茶を交わすことから生まれる 教わること。そうして気づき育てることは、いつも新しい景色に行き合わせてくれます。9月も無事に終い、心より感謝しています。
@読む時間 次回は.. 「枯れのこきゅう」
謝謝 念茶