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on reading'みずの呼吸

  • 李由羽 ( le you )
  • 2016年3月1日
  • 読了時間: 1分

更新日:2021年2月8日


「みずに 生きた記憶が映されたようなお茶。」

 そう言って静かに目を閉じる。

 その人はふと ある風景を見たようだった。

 ふるえるままに覗き込んで

 息をかけた杯に 涙がゆらゆらと舞う。

 すべての計らいを捨てて

 心のみで向きあう人だけが出会う

 ずっと健康的でとても美しい瞬間。

on reading 二月 'みずの呼吸 終了いたしました。

小屋に住まう木藤の芽吹きはじめたほとり

すすがれた雪の匂い水を まっさらな白い紙で漉し

その匂いに近づくようお淹れした「清雪茶」「雪渓茶」「雪片茶」「飄雪茶」と

その匂いに一輪ほどの梅香を装う「雪汁果 '匂ぐ雪ゼリー」おまけの「炙り笑柿」を

お越し下さった方々の感受にともなりしながら 心ふるわせて充ちていく時間の中 交わす茶湯からわたし自身も多くを学び とても嬉しい良いときとなりました。

謝謝 念茶

@お茶を読む ..次回は「むしの呼吸」


 
 
 

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