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古樹茶

  • 李舟
  • 2015年9月11日
  • 読了時間: 1分

ただ一枚の葉に、かすかな風のひとむれとひと掬いほどの土の匂いがする。

しなやかで深く、切なくて温かい。

ただ一瞬のうちに、自分の存在が体の輪郭が消えていくのを黙って眺めていた。

急いで焦る心、迷いながら悩む心。

ただ一杯の茶湯に、生きた力が溶け出してゆっくりと体を潤していく。

師は自然に寄り添うほど解き放たれていけたらいい という。

謝謝


 
 
 

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