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朧ろの記憶




雨の降るようにして

地を潤す光のもとに


まだ薄ベージュのちいさな茶葉が

春の朧に見ていた記憶を追いかける




ひかりの余韻、

ふっと消えてしまいそうなほどの

ひと瞬きの景色


茶湯へ映るかな


ひと杯を掌にのせて

うけとる抽象性をていねいに

じぶんの身体へなじませていく。


いのちある茶葉の声

私はその声を聴くことが

この上ないほどに倖せで、


ガイドすることを続けているんだな、

と思います。



謝謝

le you






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