
息を吸って、ひそやかに
息を吐いて、のうみつに
熟れてなほ歩む趣きへ
呼吸をあはせていると、
茶湯にしみ透った
微かなものが心をとらえて
一瞬のいま、見ている風景に
見えないものを感じられます。
「野生白老茶」
匂い、味わい、韵、
長い年月の醸すしなやかさ、
それは健やかな山の
自然の歩み、そのものです。
ひと呼吸、ひと呼吸、
これほど豊かなものに
触れていられる日日に感謝、
この世界を通して
今 出逢えるすべてへ
心より喜びを祈ります。
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1月より、le youの茶論〈茶のある暮らしから自然な生き方を綴る>をエッセイにしています。
気軽な文ですので、そちらもちらり⚪︎とお読みくださると嬉しいです。
le you
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