体をいたわるスゥプ






















霧の淡うなか

ささやくように匂い


やわらかな旋律の

聞こえるそのままに揺れる


あの森の老樹の

ゆったりした語り口が


心地よくとろり と

喉の奥へ落ちて、


ほっ と

お腹を休ませてくれる


まるで体をいたわるスゥプ、

みたいな茶湯。


⚪︎

ひと杯にみる風景は

一人一人違うもの、


こころをゆるして、

からだもゆるして、


今のその人にすっと

溶け合うものがあったなら


それで、十分

それが、始まり。

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