November 29, 2016

トキのうつりかわり、

はらはらと舞い降りた木の葉をかざり、

いつもより少し華やいだテーブルの上で

林檎をほんのり温めた ’紅の湯を。

口に含むと 誰もが目を閉じて

優しげに蜜色の息を吐きながら、

これからの時間へと

静かに心を目覚めさせていく。

11月の読む時間、

冬の朝 冬の夜、心地のいい始まり。

からだを芯から温めて、頬がふと紅に染まるような「紅音」「野紅」「煌紅」、高い発酵と深い焙煎のお茶。丁寧につくられた人間らしいゆらぎ、そこに宿るあたたかな命の色をいただく。

この時だけの特別のお茶を、特別な気持ちで淹れ続けることは難しくて、幾度も淹れているう...

November 1, 2016

秋風に触れ、草木は黄ばみ枯れてゆく。

その儚さに触れ、小さなため息をつく。

いつの間にか黄昏ていく空の

その景色を読むような10月の'on reading。

思いがけずに散らばったものを

どうしてまた集めればいいのか。

ずっと考えていた。

自由でいて正しい秩序のあることを。

言葉では説明し難く

考えてもすぐに答えは見つからなくて、

灯した炎がふいに消えてしまった暗がりと寂しさの中で、しばらくを過ごしていた。

その旋律を聴くだけで 見える景色のかわる音楽があるように、

その一杯を口にするだけで 心の深い場所とアクセスできる茶湯がある。

自由な世界、

すぐそこの...

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日日茶記

日日と流れる時間

過ぎる景色

此処にひととき佇み

お茶 ふと 遊ぶ

 

安_Ann

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