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on reading'しろの呼吸

白とは ひかりのようで闇のようでもある。 そこには新しく生まれるゆとりがあり 何もかもが消えたあとに残る韻きもある。 何もないような空白に呼吸をきいて ゆらゆらとして それが何処へつながっているのか 予測もつかないけれど 少し また少しと近づいていく。 − 想像しているよりも内がわは広くて、 其処は深いということ。 7月のon reading'しろの呼吸 終了いたしました。 淡いの中に陰陽の変化をもつ白茶「白山」「酔白」「水雲」「白針」「あまの」から読む時間。 ふくよかな甘さを体に含むと そのひかりの中でふっと気は柔らかく 心は温かくなりながら 呼吸の深いほど その闇に思いも寄らない迫力が広がり 胸がどきどきもしていました。 煌めく夏の日日に胸をうつお茶の時間を共に過ごしましたこと このたびもとても嬉しく感謝いたします。 共に過ごしながら生まれた学びを心において いつかそれが実りとなる時 この読む時間に喜びとしてお届けできればと思っています。 @読む時間 次回は9月..「つきの呼吸」 謝謝 念茶

on reading'はなの呼吸

晴れたり曇ったりの空の下 ふいに吹き撫でてゆく風の音 雨の粒 影にみつめた 紫の花 耳をすませて 匂いをかいで 目をとじて いつものやり方で ささやかな合図をこころに送る。 触れるもの全ての その生きている表情を確かめながら はじまりは淡く 柔らかく匂う杯 それからは深く 重たく匂う杯 途切れることなく息をして 茶湯に映る花のひらく風景を 追いかけた読む時間。 6月のon reading'はなの呼吸より 「お茶は人のこころを映す鏡」 そう教わりました。 − 飲みほした杯に自分を見つめてくれる人とそうでない人 お茶はどちらにお話をしてくれると思いますか。 その余韻の層は 暮らしに多くを求めリズムが忙しいと気づけない。深い呼吸をしていないとわからない。 何も知らなくてもわからなくても 心が動いていればそれだけで きっとお茶は美味しくいただけます。 説明し難いけれど 一緒にお茶を見つめ 杯をかさねてゆけば 言葉はなくても その一瞬はとても満ちていきます。 − 「お茶は飲む人を見ている」 わたしの先生の言葉です。 まだまだ知らないことばかりですが 生まれたご縁をこころへ届くよう大切に生かし合う ただそう思い 日日にお茶を淹れています。 @読む時間 次回は..「しろの呼吸」 謝謝 念茶