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紅水烏龍茶

夕暮れどきの雨の空。 寝転んだままじっとしていると、どこからか山の匂いのする風が吹いて、 立ち込める薄青に光がさすのをただ待っていた凍頂山の朝霞の中の風景を思い出している。 ほうっと吐く息が紅く色づいて、あたりに染みていくその生温かさは、 日の名残りにとりとめのない気持ちを描いていくよう。 なだらかで深く尖りのないさらりとした甘い口福。 熟成を経てそろそろ封切りのとき。